泣いていいし、怒っていい。
でも、あまりに色んなことがありすぎたり、余裕がなかったり。
考えすぎてパンクしたり。
そうなった時に、感情は出てこなくなる。
無になる。
氷のように固まって、動かなくなってしまう。
一気に溶かすことは出来ない。
だから、少しずつ、ポツリと何か「言葉」を出す。
我慢して口に出せなかった言葉を、一枚一枚、剥がしていく。
その先にようやく、固まってしまった感情がある。
この前、親友と会ってそんな言葉が出てきました。
もう、あった瞬間に「疲れてるな」って分かるくらい。
本人も「感情がのらない…」とこぼすほど。
原因は職場の人間関係。
「伝える」ことが出来ずに、一人で抱えて、何でも一人でやり続けた結果。
もう、対話もしたくなくなってしまった。
そんな余裕がない。
「こんなこと言ったらダメかな、迷惑かな」とか、「これくらいは一人で……」とか。
実はものすごく感じてるし考えてることがあっても、伝えられない。
遠慮、配慮が悪いことではないけれど。
塵も積もれば山となる。
私もよくやるんですよね……
人のことはこんなに分かるのに、自分のことって本当に分からない。
こんな言葉があります。
「人のことを傷つけるかもしれない、というのは実は驕りでもあるんですよ。
自分の言葉が、相手の心を侵略するかもしれないってことを、信じてる。
つまり、相手の強さを信じてない(相手を勝手に判断してる)ということだから」。
もしかしたら、自分がそう思い込んでいるだけで、違う反応をされたり、違う結果になるかもしれない。
頑なに、自分を信じているとも言えてしまう。
ちなみに、彼の言葉はこう。
「確認と検証をしていない。つまり、行動していない。検証しなかったら、それが本当かどうかも、何も分からないからね」。
出してみなけりゃ、分からない。
相手に伝わる伝え方も、とても難しいけれど。
言葉が分からなければ、人に聴くんだって良い。
そんな、学びの繰り返しで、いつの間にか前に進んでいるはず。