引っ越ししてから1週間。
少しずつ落ち着いて来ました。
でも引っ越し前は、どうなることかと…
マリッジブルー自覚からの、わざわざ、遠征先で冷戦勃発だったんです。
それを出しに、遠出したんかなぁって。今ならそんなことすら思います。
(実は行くのも大変だったんです。人身事故で電車が止まり、このままでは絶対、新幹線の駅に着けない。めちゃくちゃ調べて、ぐるぐる乗り換えて、走って間に合わせた)
冷戦のきっかけは、引っ越し&入籍にあたる書類と手続きのこと。
転出届、転入届、戸籍謄本、婚姻届……事務手続きのオンパレード。
まだフリーな私は平日に出来るけど、彼は平日仕事。
ということは、空いている土日の時間をぬって、何とかするしかない。(隔週土曜日もしくは日曜日の午前中、市庁舎は開いてるので)
彼も私も、実は細かいところはあんまり詰めていなくて、「ちょっとやばいのでは?」となる。
頑張って考えてくれてる彼。
それに対して私、ある二言を……
すると彼が、停止。
思考も感情も完全に止まってるらしく、何もしゃべらない。
具合悪いのかってくらい、座り込んで動かない。
何でか分からない私、戸惑う。
小一時間後、ようやく口を開いた彼に言われました。
「何て言ったか覚えてる?」
??
私、それでも分からない。
そこで、問題発言を指摘される。
「雑に扱われた」と。
私、やっちゃったんだと、そこでようやく理解……
やるんです、よく。
考えなしに口走る。
相手にとってはかなり、辛辣な言葉として、暴投する。
相手に配慮してたら絶対出ない、自分本位で発する言葉。
振り返ったらひどいんです。
彼は入籍にあたり、会社の書類も色々と準備してくれて。
有給がとれない中で、手続きをしてくれようとしてる。
そんな中で出た二言は、私のわがまま&丸投げ発言。
それに彼が、傷ついた。
何で言っちゃったんだろう。
考えて気づきました。
言葉で武装したんです。
本心を見せまいと。
引っ越し、入籍って大きな変化を、私が怖がってたから。
私から「結婚したい」って言ったのに、それが怖くなった。
その「怖さ」に踏み入られたくなくて、雑な言葉を投げて防御した。
(結局、言葉そのものには深い意味もなかったんです。自分でも全く気づかず、ただ隠したいがために出ただけ)
もう一つは、隠していたこの「黒い」部分。
見せたくなかったものが、入籍を前にして出た。(出させられたんでしょう)
彼は私の言葉から、私が分からなくて混乱したんだそう。(そりゃそうだ。自分でもワケわからず無意識でやってるんだから)
「なんか、言葉の壁を作って心を閉ざしたぞ」と感じたそうですが、その瞬間は彼も思考がパンクして、聞けなかったそうです。
私、いちばん大切な人を傷つけたんだ。
話し合いの後、号泣しまくり。
しまいには逆に心配される始末。
泣くのはずるいよねと、自分に突っ込みながらも、寝る前まで、ずーーーっと号泣。
「こんなことで」かもしれないけど、とにかく自分へのショックが強かった。
翌日、落ち着いてからさらに色んな事を話しました。
私、いままでも無自覚でたくさんの人を傷つけてきたんだな。
昨日の今日で、どんな顔をしたらいいのか、私って結局どんな人間だったか分からなくなっちゃった。
謝っても、許して貰えるわけではない。
「謝る」とは、自分が許されて楽になりたいから。
でも事実は残るんだから、なしにはもう出来ないよね。
私って結局、この程度の人間なんだよな。
自分の小ささとか、未熟さとか、まざまざと突き付けられて、猛省。
でも結果的には、お互いに自分の弱さや醜さをさらけ出せた、記念すべき冷戦となりました。
どこかで遠慮して抑えていたものが、こうした形で出たんだと思います。
パートナーシップは、たくさんの事を教えてくれます。
ぶつかってみて、最後にはこうして語り合い、深め合える人と出会えて、本当に幸せ。
今度から、旅行先でもピコピコハンマーは常備品かも。