お盆は家族が実家に勢ぞろいしました。
どんな社会状況化であっても、家族は必ず待ってくれていて、受け入れてくれる。
その「当たり前」だった感覚が今は「最高の幸せ」なんですね。
家は結構な大家族で、総勢11名。
一番年長者は祖母91歳、そして甥っ子(祖母から見たらひ孫)3歳。
年の差88歳・・・!!
改めて感慨深いです。
今の時代にはかなりの大家族ですよね。
そこに彼が加わるという、家族にとって、特に両親にとってはこの上なく嬉しいことのようです。
そんな中で私は、「普通」や「当たり前」の感覚、そして両親への想い・・・冒険してきたように色んなことを考え、感じた数日となりました。
「入籍(婚姻届け)はいつにするの?」
「結婚式はどうするの??」
「仕事はどうするの???」
ついに、この具体的な3ワードが出てきました。
※入籍=結婚って思っていたんですが、正式には違うんですね。
結婚の場合は、「婚姻届」を出す。
でも、一般的に「入籍しました=結婚」って結び付けられますよね。
両親ももちろん気にしている(心配している)ことですが、特に兄夫婦からの問いかけ。
結婚しますって言ってるんですから、当然と言えば当然、何の不思議もないのですが・・・
でも、感覚がね、違うんだと分かりました。
私たち(彼と私)と、兄夫婦。
まずは結婚ですが、私たちは当初、結婚という形をとらなくてもずっと一緒に生きていくよねって、共通の認識と感覚を持って共に過ごしていました。
だけど、「女としての私」は「結婚したい」と心から望んでいたと後から気づいて、彼にその想いを伝えて快諾してもらった背景があります。
あとは、ウェディングドレスを着て、写真を撮りたな、くらい。
そこから、具体的に二人で人生をどう共創していくかを、毎日のように対話して、本当に少しずつですが行動しています。
そんな感じなので、全く急いでもいません。
だからこそ、決定打にかけるところはありますが。
あと私は、自分の中で決めたら後は、こういうのは全部「タイミング」だと思っています。
物事はすべて、ベストタイミングで起こりますから。
でも普通は「先のことを考えて」早く決めるものなんだなって。
「子供が欲しかったら、早く生まないと出産のリスクが・・・」
「結婚しないと、もしものことがあった時に死に目に会えないし」
「おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんに早くウェディングドレス姿を見せてあげたら喜ぶよ(みんな待ってるよ)」
「子供がいないと、老後独りになった時に、面倒を見てもらえないから、どうするか考えないと」
仕事に関しては、再就職活動もしてきた結果、私はもう会社員として、会社という組織にはいられないような人種なので、派遣やアルバイトで週3,4日が限度かなって感じです。
頑張れば、また週5日、フルタイムで会社員は出来ます。
出来ますが、そっちの選択はしません。
彼も「なっちゃんは会社員って人種じゃないし、向いてないし、やってもすぐ辞めるだろうから(笑)やらなくていい」って、分かってくれている人。
「正社員の方が、妊娠した時の手当が出るし」
「復帰もできるかもだし」
「結婚したら、特別休暇とか取れるし」
「将来、お金がかかるし」
ぜ~~~んぶ、正論です。
ひとっつも間違ってない。
そして私は、何も返せませんでした。
説明が、出来ませんでした。
なぜ、言われたような選択をとらないのかと。
だからこそ、すごく揺さぶられました。
あれ??私が全く考えていなさすぎて、私がいけないのかも・・・と。
私、2人のことは人としてとっても尊敬しているのもあって、勝手に快く背中を押してくれるものだと思い込んでいて。
別に否定されたわけではありません。
でも、すごくキツイ対話時間でした。
私、半泣き状態になってしまったから。
彼はその場ではずっと隣で、何も言わず聞いていてれて、後で全力フォローアップしてくれました。
「あの会話は、削られるだろうなと思う。でも、大丈夫だ」と。
会社員で、普通に結婚して普通に子供を産んで、老後のお金のことも考えて…って、それが普通の感覚。
私ってものすごくアウトローだったのかと、気づかされました。
だって私の周りにいる人たち、変態しかいない(笑)
この人生の選択に対して、そりゃ私はそうだろうって、いいね!って言う人しかいません。
それが私にとっての「普通」の世界になってしまったもので、気づいてませんでした。
それって、数%の人たちで、アウトローなのか。
普通は、未来のことを考えて、未来に備えて日々生きているのか。
今しか生きてなかった私って、相当な考え無しでバカなのかも。
でも仕方ないです。こればっかりは。
見ている世界が違うことって、説明したって分かりません。私だって、分からない。
だからもう、自分が行動して体現するしか方法はない。
その姿を見せるしかありませんね。
彼に色々とフォローしてもらいながら改めて、それを分かっている人で出逢って一緒にいられることのありがたさ、幸せを嚙み締めて眠りました。
で、続きます。
次の日母にも「仕事はどうするの?」と。
おお・・・また来たか。
とにかく、今できる説明と想いをシェア。
すると母、
「二人の人生だから、二人で決めてもらえばいい。二人のことを信頼しているから、お父さんと私は何も言わないよ」。
「ただ、これから初めてのことを経験するわけだから、子供が生まれたりとか、何かあったら仕事をやめてでも優先してサポートしたいって、お父さんと話してある」。
驚きました。
あんなに私のことを心配しかしてなかった母が、欲しかった言葉を・・・信頼と応援をくれたんです。
分かってもらえなくても貫こうと思ってはいたものの、実の両親に認めてもらって、サポートしてもらえるって、やっぱり何物にも代えがたく、ものすごく嬉しいです。
あまりにありがたすぎて、びっくりして、感謝の気持ちでいっぱいです。
今も想いがあふれています。
喜怒哀楽、幸せ、ありとあらゆることを受け取って感じて、パンクした私の忘れられないお盆でした。