映画観賞券が2枚。2月末期限。
誰か一緒に行ってー!!って投げたら、いつもお世話になっているプロの俳優&演出家&講師の女性と一緒に行くことに❤
演劇人と一緒に見たいなあ…なんて実は思っていたので超ワクワクで行きました。
チョイスは『ドライブ・マイ・カー』。
アカデミー賞ノミネート。
それをTVで小耳にはさんでなんか「気になっていた」。
でも、「邦画」というだけでスルーするとこだった…
というのも私、「邦画は映画館であんまり見たいと思わない」人種だったから。
海外映画は行きたいと思っちゃうのに、邦画はわざわざ映画館で見んでも…って。
超失礼な話なんですけども!!
でも、一緒に言った女性も「今回私もけっこうチャレンジ」って言ってたのでそういう人結構いるのかも。
しかも、3時間という長期戦。
人間の集中って3時間も続くのか?最後まで観れるのか??(色んな意味で)
色んな意味でドキドキでした。
結果。
観れました。
あっといういまでした。
ずっと、集中力を切れさせなかった。
物語の中に、没入させてくれました。
それほどまでに、「丁寧」だった。
俳優陣の演技はもちろんのこと、カメラワーク、音響、演出、脚本…
全部全部、最後の一滴まで飲み干せた感覚です。
ゆっくりと、でも、遅すぎることなく紐解かれていく人物像や秘密。
感情の動き。
こうだろうなという予想もできるし、できない。
長編物語を一気に読み終えた、充実感と脱力感がありました。
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じっくり、丁寧に読ませてくれるんです。
ちゃんと、かみしめながら、味わいながら読ませてくれる。
「ちょっと待って」が無かった。
一緒に行った女性も「ツッコミどころがなくて。本当にいいものを見れた。ありがとう」って言ってくださったのが嬉しかったです。
観点が面白くて。
「西島さん、あの長回しの場面で一切、瞬きしなかったんだよね。あそこで一回でも瞬きしてたら、見ているお客さんの集中力が切れちゃう。本当に全部、わかってるんだなぁって」。
西島秀俊さん。
本当に、男性として「色気」のある方で。かっこいいの一言です。
でも、最後の方、ちゃんと「ぶさいく」になる場面があるんです。
色んな表情を魅せられるって、そうできることじゃない。しかも、演技という虚構の場で。
かつ、どこまでも自然。
俳優のみなさん、本当に脱帽でした。
物語自体としての感想。「ああ、人間だなぁ」。
人間だよねって。
なんていうか、複雑な方が「人間的」なんですよね。ドラマとして面白いんですよね。
それを、みんなやりたくてやってるんですよね。(悩みや葛藤とかもぜーーーんぶ。実は、自分がやりたくてやってる)
シンプルに、「幸せで楽しいです~!」ってやってたら、ドラマとして面白くないから。
でも、私はやっぱり「そっち」で生きていこうと改めて思います。
思うけど!「演じてみたい」とも、また思っちゃいました。
舞台上では。
ちなみに、車はスウェーデンの自動車会社サーブの『900ターボ』だそうです。
おまけ♡
西島さんにずっと旦那を重ねてました(笑)
だって、エネルギー似てたから!!(顔のこと言ってるわけじゃなく)
それで、マヤ暦で絶対、この人旦那と同じだろうって調べたらやっぱり。
「青い鷲」でした☆
うん。
その高くて広い視点から物事を見れる能力。
自分をマネジメントできる、コントロールできる能力。
知性の高さ。
感性の鋭さ。
まさに、でした。